実りの秋
実りの秋・食欲の秋・読書の秋・スポーツの秋が到来です。
新米も出来上がり、柿や栗の美味しい季節になってきましたね。
今回は、今が旬の栗について調べてみました。
栗ごはん・栗おこわ・栗の渋皮煮・栗きんとん・モンブランなど
いろいろな形で楽しむことができます。
栗は、ブナ科クリ族の落葉樹になる果実の総称です。
果樹として栽培されている栗は、日本栗・中国栗・ヨーロッパ栗・アメリカ
栗の4種類があります。
その中でも日本栗は自生する芝栗を改良したもので、粒の大きさは
ダントツです。
主な産地は、2016年の生産量でみてみると
茨城・熊本・愛媛この3県で全国の約35%を生産しているそうです。
日本で最も多く作られている栗の品種は、「筑波」で全体の3割を占めています。
筑波という品種は、筑波山がそびえ立つ茨城県ではとても親近感が湧きますね。
次いで早生種の丹沢・銀寄せ・利平などと続きます。
そんな栗の栄養分はといいますと、
①ビタミンB1を多く含みます。
ビタミンB1は、糖質の代謝がスムーズに行われるために必要です。
このビタミンB1が不足してしまうと疲労物質がたまり、全身の倦怠感・疲労を感じます。
②カリウムが豊富です。
カリウムは、体に含まれている余分な塩分(ナトリウム)を排出する
働きがあり、高血圧予防などに効果があると言われています。
③渋皮にタンニンを多く含みます。
タンニンは、ポリフェノールの一種であり、強い抗酸化作用により
動脈硬化などの生活習慣病に役立ち老化の防止・がん予防に
効果があると言われています。
渋皮煮などで、たくさん摂取する事ができます。
④ビタミンCも豊富です。
骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンの生成に必須の化合物です。
ビタミンCが不足するとコラーゲンが合成されないために血管がもろくなり、
出血を起こします。これが壊血病です。
ビタミンCは、毛細血管・歯・軟骨などを正常に保つ働きがある他
皮膚のメラニン色素の生成を抑え日焼けを防ぐ作用やストレスや
風邪などの病気に対する抵抗力を強める働きがあります。
ビタミンCは加熱調理により分解されますが、栗はジャガイモやサツマイモと
同じようにデンプン質に包まれているため、加熱しても壊れにくく摂取しやすいのです。
といった具合に栗の栄養分は豊富なミネラルなども含まれており、バランスがとてもよい
食品です。
実りの秋・食欲の秋🌰
みなさんも秋の味覚「栗」をご堪能ください(^^)/