春分の日💐
今月4日に立春を迎え、3月20日には春分と暦上の春が迫っています。
春分の行事食といえば「ぼたもち」です。
ぼたもちは名前の通り
牡丹の花に見立てて作られ、丸く大きい点が特徴です。
秋に食べる「おはぎ」はもちろん
秋の七草🍂のひとつでもある小さい萩の花に見立てていることから、
ぼたもちに比べると小ぶりな俵型となっているそうですよ。
とはいっても、「ぼたもち」と「おはぎ」の違いには
地域差がかなりあるようです😲
使われているお米の種類や、
搗き具合で呼び分けていることもある一方で
特に呼び分けることがない場合もあり、
なんだか不思議な食べ物ですね🤔
「牡丹」を冠する食べ物といえば「牡丹鍋」もありますよね。
猪肉🐗を使った郷土料理として知られていますが、
これはもともと「シシ鍋」「いの鍋」といった名前だったものが
昭和の頃に発表された民謡🎙で「ぼたん鍋」というフレーズが用いられ
旅館がここから着想を得て
猪肉を牡丹の花のように盛りつけたことがきっかけとなり
「牡丹鍋」という呼び名が定着しました。
江戸時代の獣食をきらう仏教思想から猪肉は
「牡丹」「山鯨」などという別名が使われていましたが、
このことと「牡丹鍋」と呼ばれるようになったことには直接的な関わりはないそうですよ。
春分の日にぼたもちを食べるようになったのは
「赤」という色に魔除けの力があると信じられていたからだという説があります。
赤い小豆を使ったぼたもちを食べ、気持ち新たに春へと臨んでいたのでしょうか?
今年の春分の日、「赤」を意識してみると少し楽しく過ごせるかもしれませんね😊